決定!! 第12回大阪ほんま本大賞
今年も!大阪の書店員・販売会社のほんまに読んでほしい本が決まりました
どんな仕事にも、それを形作る人がいて、どこか自分と似ているようでいて、やはり同じではない日常がある。
落ち込む日もあるけれど明日からもまた仕事をがんばろう!この小説で自分の中の何かが変化する。
そんなきっかけをくれる作品だ。
(未来屋書店大日店 石坂華月)
前を向くのに必要なのは、魔法じゃなくて、誰かの優しいまなざしなのかも。
くすんだ心に光を射し入れてくれる、あたたかい物語。
(紀伊國屋書店京橋店 坂上麻季)
ポップで可愛い表紙&タイトルに反して、内容は働く老若男女の群像劇!
人生は色々あり、辛く苦しい日もあるが、ちょっとした良いこともたくさん転がっていて、明日も頑張って生きようと思える物語です。(紀伊國屋書店アリオ鳳店 藤野智子)
自分が他人の言葉に傷付いたのと同じくらい何気なく、私の一言が誰かを幸せにしていることもあるのかもしれない、と思える物語です。
(文教堂河内長野店 越賀知春)
こんな職場で働きたくなるやん!? 人生色々。
さぁ、明日もお仕事頑張ろう! (西日本書店 槌賀啓二)
「自分もまた明日から頑張ってみよう」とじんわり心が温かくなる物語。
様々な事情や悩みを抱える登場人物はみな普通で、生きることに生々しいからこそ、身近に感じる。
最終章は涙涙。何度でも読み返したい一冊です。
(正和堂書店 小西 敬子)
特別賞
『大阪』(岸政彦・柴崎友香/河出書房新社)
大阪ではない場所で生まれ、大阪で長く過ごした。暮らしの中で得た知識や感覚はあるけれど、他人の目から覗く「大阪」は不思議なかたちをしている。
(紀伊國屋書店本町店 藤村)
二人はノスタルジーに流されず、其々の実体験としての大阪を書き残す。大大阪に塗りつぶされないうちに。(ジュンク堂書店松坂屋高槻店 朝野道則)
「そうそう、昔はこうやったなー」と思い出したり
「うーん、ここはちゃうなー」と思ったり
笑いだけではない大阪の魅力がここに
(大垣書店 イオンモール堺鉄砲町店 嶋津隆志)
『大阪』の街が日本で一番好きと言って憚らない岸政彦&柴崎友香お二人の『大阪愛』あふれる麗しエッセイ。
『大阪』の息吹が行間から溢れ出て来て、幸せな『大阪』の原風景に包まれます。
読んだあなたも、いっぱしの『大阪通』に。(髙坂書店 井上哲也)